自動車という物は壊れることは不可避であると考えられています。これは自動車が人力ではないエネルギーを利用して自動的に動くことを目的として作られているからです。車と言っても自転車はこの限りではありません。自転車は人力で動きますから、仮にコンディションを保っていれば半永久的に動く物と言うことができます。しかしながら、自動車は違います。自動車は動かしていなく経年によって劣化していきます。これは酸化による錆びや腐朽といったことだけではなく、何よりも電気を必要とするからです。バッテリーは自動車を走らせていなくても自然放電し、そのまま放置すればやがて完全放電して使い物にならなくなってしまいます。もっとも自動車を全く動かない工芸品や置物の様に見るのならば、話は別でしょう。
自動車は不可避的に壊れる物ということを大前提にするならば、その寿命を如何に長く保つかということがポイントになります(ここで言う寿命とは、常に良いコンディションの状態を如何に長く保つかということも含まれます)。そのためにはいくつかの車の部品を消耗品と捉えて適切な交換を行うことが肝要です。言うまでもなく消耗の度合いは、車の使用状況、コンディションによって千差万別です。ただ、レースやスポーツ走行等特殊な使い方を除いて大多数の一般的なユーザーの使い方に絞れば、自ずと消耗品と呼ばれる物が見えてきます。代表的な物はやはりバッテリーとタイヤということになるでしょう。その他、頻度の高い物として照明の電球が挙げられます。またワイパーのゴム、サスペンションのブッシュ、タイミングベルトなどゴム類は一定の使用環境で消耗しやすい部品と言えます。